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インプラント治療

implant

インプラントとは

何らかの理由で歯を失ってしまった場合、ブリッジや入れ歯のほかに、インプラントという治療方法があります。インプラントを顎の骨に直接埋め込むため、ブリッジや入れ歯と比べると、自分の歯のように噛むことができ、周りの歯への負担が少ないというメリットがあります。

インプラント治療に対して強い恐怖心がある方はいませんか?

インプラント手術に対して、恐怖心を抱いている方に向けて、当院は静脈内鎮静法も行っております。静脈内鎮静法とは、鎮静薬を静脈に点滴し半分眠っているような状態を作ることで感覚を鈍らせ、痛みへの不安や恐怖心を和らげる効果があります。 全身麻酔のように完全に意識がなくなる訳ではないので、呼びかけに応じらながら歯科治療を受けていただくことができます。

インプラント治療に適している方

歯が抜けたまま放置したり、合わない被せものや入れ歯をそのままにしておくと、嚙み合わせがズレたり、以前と同じような感覚で物が噛みづらくなってしまったり、残っている他の歯が駄目になってしまうことがあります。
インプラントは、天然歯のように顎の骨に固定するので、比較的違和感がなく固いものを噛むことができるようになります。
インプラント治療に適している方は次の通りです。

  • むし歯や事故で歯を失った方
  • 入れ歯が合わないと感じる方
  • 日常生活や職業において、歯並びを重視される方
  • ブリッジをするための歯がない、または土台として不十分な方
  • 残っている歯を大切にしたいと思う方
  • 顎の骨が十分にある方

インプラント治療に適さない方

メリットもとても多いインプラント治療ですが、手術が必要となる為、適さない方もいらっしゃいます。
インプラント治療に適さない方は次の通りです。

  • 医師から外科処置を止められている方
  • 骨粗しょう症の方
  • 心臓疾患などの循環器系疾患の方
  • 糖尿病の方
  • 18歳以下の方

ご自身がインプラント治療ができるかどうか、ご不明な方や曖昧な方は、お気軽にご相談ください。

当院では最新設備を導入

歯科用CT

より、高精度な治療を行うためにも歯科用CTはなくてはならないものです。しかし、日本全国の歯科用CTの導入率は10%程度となります。当院では、患者さまの負担をなるべく減らすことができるよう最新の歯科用CTを導入しております。それにより、高精度でかつ迅速に口腔内の歯列の把握が可能となりました。

安全性

歯科用CTは、医療CTと比べて、撮りたいところだけ撮影ができ、領域の設定ができるので、被曝量が少ないです。撮影が、10秒ほどで終わるので、患者様の負担が大幅に軽減されます。

口腔内全体の把握

短時間で患者さまの全頭をCTスキャンし、顎骨や歯根部を立体的に把握ができるほか、専用のソフトを用いて気道のシミュレーションを正確に行うことができます。そのため、より精密な診断・検査ができます。当院では、インプラント治療だけではなく、矯正歯科や根管治療などの歯科治療の際にも使用します。

また、院内で高精度な事前シミュレーションを行うことができるため、治療期間の短縮が可能です。

口腔内3Dスキャナー

患者様の歯を削った後に、3Dデータを高精度で迅速に取得し、型取りができます。そして、そのデータをもとに専用の機械で詰め物や被せ物をつくることができます。

安全性

インプラント治療において、歯科用CTの画像と当設備でスキャンしたデータをマッチングすることにより、正確なシミュレーションを行うことができます。そのため、安全でより精度の高い治療が可能となります。

患者様のメリット

これまでは型取りに粘土のような材料を用いて行っていました。この方法だと、粘土のようなものをお口いっぱいに入れなければならず、吐き気を催したり、固まるまでの時間を我慢しなければなりませんでした。このスキャナーであれば、口の中にカメラを入れ、歯をスキャンすることで、従来の方法よりもストレスがなく短時間で、精度の高いものを制作することができます。

▶インプラント治療におけるシミュレーション画像

CTで撮影したCTデータと口腔内3Dスキャナーで得た口腔内画像のデータをソフト上でマッチングし、インプラントを正確な位置に手術するためのガイド(ステント)を製作します。1回の来院で正確なシミュレーションが行えますので、2回目の来院時には安全に手術を行うことが可能です。

今までは口の中の型を取り、模型を作り、技工士にガイドを作ってもらったうえで、2回目のCTを撮影し、ずれがあればガイドを再度調整し、レントゲンを再撮影、と作業工程が煩雑で患者の負担も大きかったですが、CTで撮影したレントゲンデータと、口腔内3Dスキャナーで得た画像データを、マッチングし、ステントを院内で製作することが出来るようになったので、忙しくてなかなか来院できない患者様でも来院回数も減り通いやすくなりました。また正確性も従来より優れています。

当院のインプラント治療の症例

症例①

症例情報

患者様

50代女性

治療期間

約3ヶ月

費用

約 ¥385,000

治療法

  1. 初診・カウンセリング
    カウンセリングでは、インプラント治療への疑問点やご不安なことをご相談いただきます。現状の嚙み合わせについて細かく検査します。
  2. インプラント治療の計画のご案内
    検査結果や健康状態、ご要望から今後の計画をご案内します。
  3. お口の中のデータ収集とシミュレーション
    CTの撮影後、お口の中のスキャンデータをもとにシミュレーションを行います。
  4. 二次処置 アバットメント取付
    歯茎を再度開き、解析装置で磁気を当てて、骨とインプラントが一体化していることを確認します。定着が確認できたら、インプラントの頭にキャップを装着します。
  5. 型取り
    2~3カ月後にプライムスキャンを用いて型どりを行います。従来の方法よりも短時間で行うことができます。
  6. 完成
    型どりで得られたデータをもとに被せ物を製作し、装着して完成となります。
  7. メンテナンス・定期検査
    インプラントは、天然の歯と同様にメンテナンスが必要です。定期的なメンテナンスや定期検査を行っていきます。

治療成果

噛み合わせが安定し見た目もよく、食事も違和感なく行うことができます。
定期的なメンテナンスを欠かさずに行うことで、お口の中の健康な状態を維持することができます。

リスク・副作用

手術後に痛みや腫れが生じる場合がございますが、薬を服用することで、ほとんどの場合が数日で治まります。
詳しいリスク・副作用については下記「インプラント治療の費用」のリスク・副作用をご覧ください。

インプラント治療の費用

インプラント(1歯)

相談・検査・診断・治療までの標準料金(税込み) 治療期間目安 治療回数目安
¥385,000 ~ ¥495,000
3ヶ月~6ヶ月
5~10回

リスク・副作用

  • 下あごにインプラント手術を行う場合、下顎神経に触れたり圧迫した場合に下歯槽神経の損傷をおこす場合があります(知覚異常や鈍麻)。インプラントによる神経の圧迫、損傷、切断がある場合はインプラントを撤去します。経過を見る場合や、内服薬で治療を行うこともあります。
  • 上あごにインプラントを埋める際に、上顎洞を破る場合があります。手術した時に感染が生じると蓄膿症になる場合があります。この場合は、インプラントを除去する場合もあります。また、蓄膿症の治療には耳鼻咽喉科にて治療が必要な場合もあります。
  • インプラントは、入れ歯の治療とは異なり、外科手術を行う必要があります。手術により今までは何の問題もなかった神経や血管などにも手を加えることがあるためリスクがあります。また、手術自体受けられない場合もあります。免疫力や抵抗力が低下しやすく、歯周病の発生リスクの高いとされる糖尿病の方、口腔内の衛生状態の悪い方や、あごの骨が足りない方、喫煙者の方は、事前に生活習慣の改善、治療が必要となる場合があります。
  • インプラント術後すぐには違和感があったり、痛み、腫れ、出血などが発生する場合がありますが、これらの症状の多くについては一時的なもので、多くの場合2~3日で治まります。
  • 治療期間が長くかかる場合があります。あごの骨に穴をあけて人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を被せるため、インプラントが骨に接着するまでに3ケ月~6ケ月程度の治癒期間を要します。また、インプラントを埋め込む骨の厚みを増やす手術を行う場合、さらに期間を要することになります。
  • インプラント治療を受けると定期検診、メインテナンスをし続けなければいけません。人工物であるインプラントが虫歯になることはありませんが、日ごろから丁寧なメインテナンスが必要となります。また、口の中の衛生状態が悪いと、インプラント周囲炎という病気にかかる可能性があります。インプラントの機能をより長く維持するために、定期検診が必要となります。
  • インプラント治療は、入れ歯、ブリッジ治療とは異なり保険適用外となります。
  • インプラント治療は、お子様、妊婦の方は受けられません。骨の成長途中になるお子様は、インプラント治療はできません。痛み止め、抗生物質等を治療に使用するため妊娠中、妊娠の可能性のある方、授乳中の方は、インプラント治療はお控えください。
  • 心臓の疾患、骨粗鬆症等、内科的にインプラント治療に適さないケースもあります。また、普段服薬している血圧のお薬等も治療に影響する場合があります。治療相談時に申告してください。
  • 歯がない箇所のリカバリー治療ですが、その欠損箇所のみの治療ではなく、全体のかみ合わせを提案してくれる方針を選択するとよいでしょう。
  • 手術ではありますが、麻酔を行うため、手術中に痛みを感じることは基本的にありません。

インプラント治療の「メリット」と「デメリット」

インプラント療法は、顎の骨に直接人工歯根を固定しますので、入れ歯のように異物感や取り外しの必要がないばかりでなく、噛む力も天然歯にほぼ匹敵する程度まで回復できます。また、噛む力が顎骨に直接伝達するため顎の骨の吸収を抑制します。さらにブリッジ装着の場合のように、隣の健康な歯を削って被せる必要はありません。

インプラント